第24回「モード・1」
ベロベロ音楽理論 第24回
「モード・1」
今日のテーマはモード!
みやこ先生の人生を変えたというモードです!
音楽家にとっての桃源郷。。。
今まで学んだことを、一度ぜーーんぶ忘れて、新しい扉を開きましょう!
まずはちょっと復習、……その前に恒例の。
本題に入る前に、ちょっと振り返りと、補足です。
「ディミニッシュコード」
コードについてはおよそ1年前に勉強しました。
ディミニッシュコード、覚えていますか? ちょっと復習しましょう。
======ベロベロ音楽理論第9回より===========
1、dim(ディミニッシュコード)
• 短3度の積み重ね [R(根音)・3♭・5♭]
Cを根音とした場合
• 表記[Cdim] 読み[シーディミニッシュ]
• 構成音 [C・E♭・G♭]
==================================
思い出しましたね〜。すっかり忘れてました!
さらに、どんな機能があるのかもう少し深く見ていきます。
●ディミニッシュコードは、増4度が含まれるためちょっと不穏な響き。
サスペンスドラマの効果音みたいな音です。
●ディミニッシュコードは3種類しかない
基本的なところまでおさえたら、機能を見てみましょう。
ディミニッシュコードの使い方
1・パッシング・ディミニッシュ
ディミニッシュコードは、ダイアトニックコードのあいだに挟むことによって、
進行をなめらかにします。
このように、上昇していく進行に使うパッシングディミニッシュを
アセンディングディミニッシュ、といいます。
対して、下降するものをディセンディングディミニッシュといいます。代表曲は♪「星に願いを」
パッシングディミニッシュは、下降よりは上昇調の進行に使うことの方が多いです。
なんだか上がっていくほうがマッチするみたい。
本編ではこのとき、そもそも「上がる」「下がる」ってナンナンだ!
という大激論が繰り広げられます。
興味のあるひとは見てみて、考えてみましょー。
2・オグジリアリ・ディミニッシュ
オグジュアリといったり、オーグジリアリーといったりするみたい。AuxiliaryDiminished です。
安定した進行に一瞬、不安定なサウンドを挟むことによって
アクセントをつけます!
大好きな彼との結婚、でも、これでいいのかしら?
というマリッジブルーみたいなやつです!
結婚の話なんかもうたくさん!ということでディミニッシュの復習はココマデ。
ベロベロ音楽理論はアラサー女子が支えています!(キリッ)
「転調」
つづいて、転調についてもすこし復習しましょう。
同主調から、ダイアトニック以外のコードを使う!これは……
転調で・は・ございません!!!
これは「借用」とか「モーダルインターチェンジ」といいます。
転調は、キーをまったく変えちゃうことです。
近頃のアニソンによく使われているそう。
半音上に上がる転調→バカ転調/突然転調 といいます。いいません!
突然転調の威力はパないので、効果的に使うととってもカッコイイ。
ちなみにベルベットサン特命店長のブログはコチラ
今日の本題はココカラ!!!!
「モード・1」
さあ、いよいよモードの世界。23回分の講義をすべて忘れて新しい世界に突入です。
これまでやってきたコーダルな音楽は、いかに曲を進めていくかといういわば「推進力」に重点をおいてやってきたわけです。
これに対して、モーダルな音楽はもっと自由!
推進力とかそういう前後関係のようなものから解き放たれた音楽のつくりなのです。
世界ごと変化する……カラーが変わる、というようなかんじ。
モード・ジャズのはじまり、マイルス・デイビスの「So What」を聴いてみましょう!
♪「So What」の譜面はコチラ!
ハイ、どん!!!!!!!!!
えーーーーーーーーーこれだけーーーーーーー
Dドリアン → E♭ドリアン → Dドリアン
「モード」は新しい音楽理論というわけではありません。
古くから、民族音楽や教会音楽で使われてきたものなのです。
その、古い音楽の方法を、現代に復活させたというわけ。
詳しい違いなどの解説は次週にやるので、とりあえず耳で違いを聞き分けてみましょう♪2:07頃〜
モードの満ち足り感・停滞感によってみやこせんせいがだんだんトランス状態に。
♪ドレミファソラシド のことを、これまでは
Cメイジャースケール と言っていましたね。
今日からは 「Cイオニアン」と言いましょう!
推進力や解決といった考え方のない「モード」には、終わりがありません。
宗教や民族の儀式がルーツですが、
現代のファンクやテクノミュージックのご先祖様にもあたるのです。
「モードにすべてを捧げた女」みやこせんせい
「モードはほんとマジすごい超リスペクト」
次回は7つのモードを詳しく解明していきま〜す!!
「人生にも音楽にもルールはいらない!それがモードです!」キラリ☆
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