第4回『連符・拍子記号』
音符の種類は曲における音の長さを表しているのでしたね。
今回はさらに複雑な音の長さの指示を勉強します!!
chapter 1 連符
連符とは、1つの音符を3つ、5つ、7つなど均等に分けたもののこと。
分割した数によって3連符、5連符、7連符… といいます。
上に分割した数字を必ず書きます。
3連符の場合、演奏するときは、4分音符が1つ鳴るあいだに、均等に3つ音を鳴らします。
連符は上の数字が胆です!中身がどんなに複雑でも、必ず1拍分に収まるようにしなければなりません。
その他の連符例
しかしこの連符、数字の上では矛盾点も生じます。
たとえば1拍が1秒のとき、1拍3連符が出て来たら、
ひとつの音は0.3333333333… 秒です。
そういう場合、どんなに正確に演奏しようとしてもその音の長さは
近似値にしかなりえず、現実にはどこかで帳尻合わせが出てしまいます。
でも気にしない。だって公理なんやもん。
chapter 2 拍子記号
小節線
楽譜を見やすくするために、小節線を使います。
□の小節線は縦線(じゅうせん)と言って、1小節ずつを区切るたて線です。
□の小節線は複縦線(ふくじゅうせん)と言って、ひと段落する時に使われます。
□の小節線は終止線(しゅうしせん)と言って、曲の終わりに書かれます。
拍子記号
1小節に入る音符の種類や数を示したものを拍子記号(ひょうしきごう)といいます。
「その曲が何拍子であるか」「どの音符を一拍に定めたか」ということを分数のような形で、
表します。
分子には、一小節に含まれる拍の数を表します。
分母には、拍の単位となる音符の種類を表します。
6/8拍子と3/4拍子の違いは…
諸説あるそうですが一説によると強拍をつける位置であったりするそう。
たとえばワルツを6/8拍子で演奏すると、アクセントを置くべき音が1つ飛ばしになってしまってなんだか間抜けな感じになっちゃいます。
大切なのはどう表現したいか、ですので、メロディが重要になってきます。
さてここまでで、大体楽譜のリズムがつかめるようになりました。
そこでクイズ! このリズム譜、一体なんの曲のフレーズでしょう!?
本編を見た方はもうお分かりですね。
ヒント① HIPHOPの超有名曲の超有名フレーズです。
ヒント② 文章でリズムを表現すると「パララ・パッパッパラララ・ンパッパ・パララ」ってかんじ。
解らない方は是非本編をもう一度ごらんください。
美也子センセイの激烈ひとりコール&レスポンスも超見ものです。
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音楽の世界には割り切れない話がたくさん!
割り切れない連符、それは1本百円のやきとんのようなもの。
3つ肉がついていれば1肉33.3333…円。でもそんなことをいちいち気にしていてはせっかくのおいしいやきとんが台無し!
やきとんにはビールがあればそれでいいではないですか。
大切なのは表現です! ではまた次回『解明! 譜面大迷路説』でお会いしましょう。「SAY ほ〜〜」